中間管理職って毎日ストレス感じますよね。上司からは厳しいことを言われ、部下からは会社の文句を言われ……。
家に帰っても仕事のことを考え、休みの日もなんか仕事のことが頭の片隅にあって……
自分は何のために仕事をしているんだ?と自問自答したくなることもあるかもしれません。
この記事では下記の内容について深掘りしていきます。
- 中間管理職のストレスがはんぱない理由
- 板挟みによるストレスを軽減させるコツ
- それでもダメな時の考え方
僕の場合、23歳で現場監督になり、26歳で中間管理職になり、部下を持ちました。
31歳になった今でも中間管理職を続けています。
はじめは会社に行きたくないと思ったことが何回もありました。
しかし、考え方をごろっと変えてみるとわりと心にゆとりができるようになりました。
中間管理職のストレスがはんぱない理由

中間管理職……顔が下を向き、猫背気味で歩いているサラリーマンを象徴したようなことばです。
中間管理職という言葉を聞いただけで「ストレスすごいんだろうな…」と思われても仕方ないでしょう。
中間管理職ってなんでこんなにもストレスが多いのでしょうか?それには下記のような理由があるからです。
- 板挟み状態
- 責任が重くのしかかる
- 部下のサポートもしなければいけない
- 残業が多い
- 仕事のことばかり考えてしまう。
詳しくみていきましょう。
まさに板挟み状態
中間管理職によく似合う言葉……それは「板挟み」
- 上司からの無謀な目標設定
- 上層部で話して勝手に決めた社内ルール
- 急な仕事
- 明らかに納期が厳しい仕事
- 上司の圧力がはんぱない
- 部下の会社に対する不満が激しい
- 部下がなかなか育たない
- 部下の仕事をフォローする
他にもまだまだ言いたいことはあるでしょうが、とりあえずは会社の人ほぼ全員が敵にしかみえません。
あなたもどれか一つは当てはまるのではないでしょうか。
周りに頼りになる人が一人でもいたら気持ち的にも違いますね!
あとは、頼りになる部下が一人でもいたら肩の荷がすーっと降りるのですが…
中間管理職でストレスマックスだと、相手を否定的に見てしまいますよね。
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責任が重くのしかかる
中間管理職ってやたらと責任を負わされます。
たぶんどこの会社もそうなんですが、
- 他人に責任を押し付ける
- 自分は責任を負わないよう仕向ける
こういう人がかなり多いです。
むしろ、日本社会全体が「自分は悪くない」と言えるよう責任回避していますよね。
政治家なんてほんとそういう人が多い。
中間管理職って責任を押し付ける立場としてはうってつけなんですよね。
上司は、「○○には気をつけるように言っておいた」
部下からは「○○さんが言ったから。その通りにしただけです」
こう言った感じで責任転換されやすいポジションです。
いや、マジで中間管理職に責任押しつけすぎ
部下のサポートをしなければいけない
中間管理職って部下を管理する立場です。
しかし、これまでの経験から部下がやっている仕事でしんどいところもわかります。
部下が困っていたり、悩んでいたら、助けてあげるのも管理者の仕事。
その気持ち大事です。
ですが、仕事が全然できない部下もいますよね。
そういう部下には自分の仕事を後回しにして部下にサポートをしなければいけません。
それに、仕事ができない部下ほど会社に対する文句が多い……
仕事できんくせに文句ばっか言いやがって!!
って思うかもしれません。
ですがある程度は聞いてあげないといけないですよね。
だって、意見を聞いてくれない管理職と思われたら、部下からの評判は下がってしまいますもんね…
部下のサポートをするにも神経使います。
残業が多い
部下のサポートをしながら自分の業務も進めて行かないといけないので、他の人よりも残業が多くなってしまいます。
ましてや、会社が休みの日に出勤して書類を書いている方もいるでしょう。
僕も家族のことは奥さんに任せて休日に出勤して書類を作ったりしていました。
今となっては「家族を犠牲にしすぎたな…」と後悔しています。
- ノルマがきつい仕事
- 部下が思うように動いてくれない
- 部下に頼んだ仕事をチェックししなければいけない
- 部下の仕事をサポートしなければいけない
など、中間管理職は日々の業務を残業でカバーしていかなければいけません。
いやぁしんどいですよね。
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仕事のことばかり考えてしまう
仕事から帰っても、仕事が休みの日も、ずーーーっと仕事のことばかり考えていませんか?
- 納期に間に合うかな?
- 来週の商談うまくいくかな?
- 部下の〇〇最近元気ないよなぁ…
- クレームあがってたから部長に怒られるわ
など、役職に上がる前は自分のことだけを考えていればよかったんですが、中間管理職になるとそうはいきません。
自分以外の人の責任も負わないといけないので、結構メンタルきますよね。
仕事と休みのメリハリをつけろ!ってよく言われますけど、ぶっちゃけ無理だろ!
って思ってしまいます。
仕事のことを完全にわすれることってほぼ不可能ですよ!
よっぽど没頭できる趣味があれば別ですが…
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中間管理職の板挟みによるストレスを軽減させるコツ

中間管理職は板挟みでストレスが半端ないです。
このストレスを軽減させるには役職を外してもらうしかないのでは?と思うかもしれません。
ですが、役職を外されたら会社の信頼もガタ落ちでしょうし、今後上に上がるタイミングがかなり遠のいてしまいます。
ましてや給料も言及になってしまうでしょう。
なのでどうにか中間管理職でふんばりたいところではないでしょうか。
中間管理職の板挟みによるストレスを軽減させるコツは下記の通り。
- プレーヤーになってはいけない
- 周りに助けを求める
- 仕事は8割くらいで丁度いい
- 他人に過度な期待を持つのはやめよう
- 何かあれば会社が責任を取ってくれる
- 副業で稼げばちょっとは楽になる
それぞれ詳しくみていきましょう。
プレーヤーになってはいけない
部下が仕事ができないから、自分でやった方が早い!
と思って、仕事をしていませんか?
プレーヤーになっていたら、自分の仕事が後回しになり結果的に残業が多くなったり、休日出勤しなければいけません。
中間管理職は、部下を管理する立場にあります。
「自分でした方が仕事が円滑に早く進む」
と思うかもしれませんが、そこはグッと我慢して部下にさせましょう。
初めは、時間がかかってイライラするかもしれませんが、部下に経験させることも大切です。
「部下にさせてるけど、全然成長せんし、やる気が感じられん!だからあいつの代わりを俺がしないといけない。しんどいわ!」
と感じている方もいるでしょう。
ですが、あなたが全力を尽くしても部下が期待に応えてくれないのであれば、あなたの責任ではありません。
正直に上司に相談して、解決策を求めましょう。
あなたはその部下に全力を尽くしたのですからあなたの役目はここまでです。
なにも成長しない部下に手を焼く余裕はありません。
あとは会社に任せましょう。
周りに助けを求める
中間管理職の業務を一人で抱え込みすぎてパンクしそうになっているなら、周りに助けを求めましょう。
仕事のストレスを抱え込んでいる人は、自分一人で考え込んでしまう人が多いです。
また、責任感が強くて「自分は頼られている」と思い込みがちです。
「もっと早く相談してくれればよかったのに〜〜」
と過去に言われたことはありませんか?
一人で抱え込んでいても何の得にもなりません。
相談された人は、
「もっと前から言ってよ〜〜」
って言ってくれる人が多い気がしませんか?
些細なことでも周囲に助けを求めることが大切です。
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仕事は8割くらいで丁度いい
ぶっちゃけ、管理職になる人は責任感が強くないと務まりません。
ということは、仕事にまじめな人が圧倒的に多いんだと思います。
特に中間管理職は、上司・部下の間で業務をこなして行かないといけないので非常に難しい立ち位置です。
特に完璧な仕事を求めていたら、ストレスもどんどん溜まっていくでしょう。
会社のいビッグプロジェクトを任されたりすると、部下の仕事っぷりが気になってついつい口出ししてしまうこともあるでしょう。
ですが、仕事の細かいところまでを完璧にこなそうと思っても、目が行き届かないところが出てきます。
緊張感を持って仕事をすることは大切ですが、完璧主義だとちょっときついかなぁと思います。
上司目線からみてみましょう。
- 仕事は完璧だけど、管理者として余裕がなく、いつもすかれた顔をして話しかけづらい人
- 仕事のポイントはきちんとしていて、管理者としてどっしり構えている。上司に対する報連相もしっかりしている
あなたはどちらの管理職の方が仕事しやすいですか?
後者のほうではないでしょうか。
仕事に余裕ができると、上司に対する報連相も的確にできます。
そうすることで、未然に凡ミスやトラブルを防ぐことができるでしょう。
仕事は8割くらいで余裕を持って業務に携わるようにしましょう。
他人に過度な期待を持つのはやめよう
管理職である以上、部下を信頼することも大切ですが、期待しすぎないようにしましょう。
期待して仕事を任せても、部下はその仕事を100%で達成することはほとんどありません。
期待しすぎてしまうと「裏切られた」「自分の裁量が悪いかったのか」とマイナス思考になることがほとんどです。
- 部下はどうせ3割くらいの完成度だろうな
- 上司に報告してもどうせあんまり聞いてくれないだろうな
など、期待しすぎないことが大切です。
そうすることで、急なトラブルがあっても対処できるようになるでしょう。
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何かあれば会社が責任取ってくれる
仮に部下が重大なミスを犯しても、最終的には会社が責任を取ってくれます。
中間管理職のあなたにも責任があって説教されることがあるかもしれませんが、所詮その程度で終わります。
あとは、会社全体でトラブルを解消する方向に持っていくので、それほど悩まなくていいですよ。
重大なミスがあっても、会社が責任を取ってくれるので少しは気が楽になりませんか?
副業で稼げるようになれば、ちょっと楽になる
会社員一筋だと、
- 社員に嫌われてしまったら居場所がなくなっちゃう。
- 下手なこと言って窓際族になったら嫌だな。
- 給料上げてもらうようにいい顔しないと!
- 上司に気に入られるためにはどうしよう。
など、対人に対する不安がつきまといます。
仕事から帰って「ゲーム」「晩酌」「テレビ」など娯楽の時間があるなら少しでも副業に挑戦してみませんか?
副業で月5000円でも稼ぐことができたら、ちょっとは心にゆとりができますよ。
また、自分で稼げるビジョンが見えてきたら、
「会社に依存しなくてもいい!」という考え方にかわってくるでしょう。
そうなれば、仕事ばかり考えていた日々が嘘のように心にゆとりができてきます。
僕の場合、副業で毎月5万ほどかせげるようになったので、
- 昇給目当てで上司にいい顔しなくなった
- 副業で儲かっているから、会社の評価は気にしない
- 会社の評価が気にならないから、自分の意見を言いやすくなった
- 副業がしたいから早く帰りたい!残業が少なくなった
上記のような考え方に変わりました。
忙しくでも、隙間時間を利用すれば副業は可能で、初期投資がほとんどいらない副業もあります。
仕事のストレスを忘れるためにも副業始めてみませんか?
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それでもストレスがはんぱないんだよ!というあなたへ
「言いたいことはわかるんだけどさぁ〜。それでも会社のストレスははんぱないんだよ」
というあなたに向けたメッセージです。
仕事ってそんなに頑張る必要ありますか?
仕事めっちゃ頑張ってることはすごく尊敬できることです。
でも、冷静に考えてみてください。仕事ってそんなに頑張る必要ありますか?
ただ、周りから「仕事頑張ってるね」「仕事頑張ってる○○さんみたいになりたいです」
って言われたいって思う部分はちょっとはあると思います。
他者からの評価よりも、自分の満足いく仕事の仕方を考えた方がいいです。
他人からの評価は一瞬で変化します。
また、他人の評価を過信すると痛い目をみるかもしれません。
仕事を頑張るよりも自分のスキルを身につけたり、大切な家族との時間を過ごした方がよっぽどいいですね。
あなたが仕事を頑張りすぎて病気になったり、入院しても、会社は動き続けます。
会社とはそういうものです。
「俺がおらんと会社が回らん」
と自信と正義感を持った人がいますが、そこまで仕事を頑張る必要はないんじゃないの?
と言いたくなります。
もちろん、仕事に対する意気込みは大切だと思いますが、体を壊してまで頑張る必要はないのかな?と思います。
もしあばたがいなくなっても会社は回っていくもの。そんなに考え込まないでください。
中間管理職のあなたが会社から去ろうとも、また新しい中間管理職が任命され会社は平常通り動き続けます。
だから、あなたはそんなに考え込む必要はありません。
転職することもあり?
で、長くこの会社に居座る必要もありません。
しんどいと思うのであれば転職してもいいのかなと思います。
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まとめ
中間管理職って上司と部下の板挟み状態で精神的に病んでしまいますよね…
中間管理職のストレスを軽減するには下記の方法を試してください。
- プレーヤーになってはいけない
- 周りに助けを求める
- 仕事は8割くらいで丁度いい
- 他人に過度な期待を持つのはやめよう
- 何かあれば会社が責任を取ってくれる
- 副業で稼げばちょっとは楽になる
それでもダメなら転職も視野に入れましょう!!
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